イメージの伝達は難しい
理想の暮らしを叶えるために妄想は膨らみますが、実現するには設計、デザインする担当者にイメージを正しく伝える必要があります。
この"正しく"という点がポイントで、伝えたつもりでも相手の認識によってズレが生じてしまい、結果的に違うものができあがってしまったり、何かイメージと違う、ということも容易に起こります。
何度もイメージを伝えて提案されたものが自分の思ったものと違うと、そのうちストレスを感じてしまう原因にもなるので、要望を整理して正しく認識してもらうというのは重要になってきます。
百聞は一見にしかず
1枚の写真があって、その写っている内容を言葉だけで相手に伝えようとする場合、どのぐらい正確に伝えられるでしょうか。
自分は写真を見てわかっている点が多いので、伝わっていると思い込みがちですが、説明したあとに写真を見せてみると、話を聞いた相手は想像と違う点が少なからずあると思います。
要は言葉や文章だけでイメージを伝えるのはかなり難しいということです。
じゃあ、どうすればいいのかと言うと現物を見せるのが一番手っ取り早い方法になります。
まずはInstagramやPinterestを駆使して自分の実現したいイメージを伝える画像をとにかく集めることをおすすめします。
あと、Youtubeで工務店がルームツアー動画でいろいろ解説していたりもするので、いいと思ったところはあとから伝えられるように"この動画の○分〇秒あたり"とメモするなどしておくと後から使えます。
ちなみに、家を建てた今でも"ベガハウスさん"や"ホームランディックさん"の動画はいいなーと思いながら見ています。
集めていくとこだわりたいポイントが似ている画像が増えていくと思います。集めた画像から自分のイメージを整理して、ポイントを画像や動画を使いながら説明するとより正しく伝えられるはずです。
明るい部屋にしたいと言っても人によって感じ方はばらばらなので、言葉だけでお互いのイメージを共有するのは難しいですが、写真や動画で見せれば認識のずれもなくなって、できあがったときにちょっと違うということも減らせます。
ゆずれないポイントは具体的に
自分で間取りや内装を決めたいと考えている方であれば、ここだけはゆずれない、必ず実現したいポイントがあると思います。
要望を伝えていく中でこだわりたい箇所については事前に優先順位が高いことを伝えておけば、多少難しかったとしても、なんとか実現しようといろいろな提案をしてくれるはずです。
要望の内容としても、より具体的に伝えることができれば実現するためにはどうすればいいのか、費用がどのぐらいかかるのかといったことも調べてもらいやすくなります。
できることと、できないことは早めに把握する
ひと通り要望を伝えたら、できることとできないこと、できるけどお金がかかることがわかってくると思います。
実現できる要望はいいとして、選んだハウスメーカーや構造によってはできないことが出てきたり、特注でかなりお金がかかってしまうこともあります。細かい要望も積み上げていくと結構な金額になっていきます。
とはいえ、まずは何ができて、どのぐらいの費用がかかるのか知っておくということが重要です。あきらめて確認せずに後から悔やんでも遅いので、要望はあげてから後から判断すればいいと思います。
ハウスメーカー側もぎりぎりになって、やっぱりあれもこれもと言われて振り回されるよりは最初に提示して判断してもらった方がやりやすいような気もします。(結局悩んで後からお願いすることは多々出てくるんですけどね…)
いかがだったでしょうか。やりたいことを調べて妄想を膨らませるのはとても楽しいですよね。妄想するのはタダですし、ひとまずやりたいことをどんどんあげていって楽しむぐらいがいいと思います。
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