家づくりのすゝめ

注文住宅 建物の位置

最初の関門

土地も決まってさっそく間取りを考えよう!となるのですが、その前に建物の位置、大きさを決める必要があります。

この位置によって動線や間取りも決まっていくので、なんとなくで進めていくと後でこんなはずじゃなかったとなる可能性もあり、注意が必要です。

土地に対する建物の位置、大きさ

狭小地の場合はとにかく建てられる敷地、容積にめいいっぱいとなってしまうことが多いと思いますが、駐車場や庭を配置する場合はまず建物とのバランスを見て大きさを決める必要があります。

逆に広大な土地に立てる場合は自由度が高いので、大きさは予算との相談ぐらいかもしれません。

まずは駐車場ですが何台分確保するのか、止める向きはどうするのかによって道路面に対して大きさと位置が決まってきます。

次に庭の大きさです。道路面の方角や周辺の環境によって位置や確保する広さが変わります。この時点でどの向きに大きな窓をつけるのか、きちんと採光(明るさ)が確保できるのかという点は確認しておくべきだと思います。まわりをよく見ておかないと窓の外がすぐ壁になってしまったり、丸見えで困ったり、年中暗くて照明に頼ることになる恐れがあります。

あとは隣接する建物があれば日射や視線を考慮して、建物を土地の境界から一定距離確保する取り決め等があれば反映させることでおおよその位置と大きさが決まってくると思います。

土地が変形地であれば、土地の形にあわせて建物の形も制約を受けてしまうので、よくよく考えて位置や大きさを決める必要があります。

外側から決めていくと自然に中の間取りも大まかに決まっていくので、打ち合わせしていく過程で行ったり来たりせずスムーズかと思います。

家と駐車場

建物の配置以外も要確認

建物や他の配置も決まったら、この時点で外構(お庭)のことも考えておいた方が無難です。

配管の位置によっては植えられないこともあるので、こだわる方は植栽をどの位置にするのか、窓から植栽が見えるようにするにはどこに植えるべきなのかなど事前に確認しましょう。

外構の打ち合わせは後半に設定されていますが、その頃には変更できないことが多々あるので、早めに確認しておくと安心できます。早めに確認しておかないと、植栽を植えたい位置に排水管が通っていて、根っこが配管を圧迫するので植えられませんなんてことも起こります。

最初は建物の大きさや間取りに気がとられがちですが、外構も含めた空間を考えながら進めていければ建物の間取り以上の広さを感じることもできます。

いかがだったでしょうか。家づくりいえば間取りというイメージが強く、建物のまわりのことは後からというパターンが多いかと思いますが、先に考えていくことで逆に間取りが決まっていったり、間取りだけでは得られない快適さを得ることも可能です。今回の内容が豊かな空間づくりの一助になれば幸いです。

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